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2005.10.01

法律家の心意気・・・高裁での違憲判決に思う(その1)

昨日(9/30)、最大のニュースは、大阪高等裁判所の判決!!
原告の損害賠償請求は退けましたが、高裁段階で、総理大臣(小泉)の靖国参拝に違憲の判決をした事は画期的なことだと思いました。
憲法をないがしろにするだけでなく、明文改憲にまで時の権力者が踏み出そうとしている政治情勢と、小泉「圧勝」を受けた国内の雰囲気の中で、そして、「統治行為論」など権力にまかれてしまう傾向の強い日本の裁判所の中で、本当に勇気ある判決だと思いました。繰り返しになりますが、地裁ではなく高裁で。

法律家の心意気を久しぶりに見た思いです。


そんな中、昨日(9/30)の国会での前原質問、ニュースでちょっと見ただけですが、小泉首相と身内同士で掛け合いしているみたいな印象でした・・・
小泉・自民党はいよいよ改憲案を出してくるらしいですが、通常国会に提出されようとしている国民投票法案の行方を含め、9条を中心とした憲法が、本当に危ないと状況であると危機感を強くせざるを得ません。

民主党内の護憲派(と自分たちでは考えてる人たち)は、この際、「憲法9条改悪反対・護憲」の1点で、共産、社民と連携するくらいの事をしないと存在価値がなくなると思うのですが・・・ 
彼らにとって社民はともかく共産と連携する事には抵抗感があるかもしれませんが、清水の舞台を飛び下りるくらいの気持ちでそうした政治判断をして欲しいと切に思います。
このままでは前原・民主党の中でとろけて無くなってしまうような気がします。

共産、社民両党も、過去の経緯もあるでしょうし、考え方の相違もあるでしょうが、憲法9条改悪反対・護憲の1点で、国会の外を含めて、ぜひとも協力・共同に踏み込んで欲しいと思います。
総選挙で合わせて863万票の得票(比例票)を得た、公党同士として。

土俵(憲法)が変えられてしまえば、法律家はどうすることもできません。
今の憲法がこの国にとって必要だと考える人は、全て、力を合わせなくてはならない時ではないかと思います。
そうした気持ちを持っている日本国民は、863万人を遥かに超えると思います。

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コメント

「自民党改憲草案を批判する学識者の声」  
浦部法穂・名古屋大学教授によれば、「自民党や民主党の新憲法制定論は『憲法制定権力』のさん奪行為だ。『憲法制定権力』は『国民』にあるのであって、『国民の代表』に委ねられているのではない」、「新憲法制定はふつう革命や戦争、内乱などで統治体制の根本的変革があったときに行われる。いまの日本で『新憲法制定』を唱えることは、統治体制の根本的変更を今の権力者が企てている証拠だ」、「自民党の新憲法案では『戦争の放棄』ではなく『(戦争を)行わないこととする』と変えられている。法律用語で『行わないこととする』は、行う場合もあるという意味になる」、「『公共の福祉』を『公益および公の秩序』と書き換えているが、まったく意味が違ってくる」ということだそうです。

投稿: 日本国憲法擁護連合 | 2005.10.31 07:48

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» 公用車はどうかと思う [-鳩的徒然草-]
大阪高等裁判所が小泉首相の靖国参拝に違憲判決を出したそうな。 なんでこのニュースに反応したかっていうとちょうど、某資格の学校で「憲法」の演習問題をやったからなんです。蛇足ですが7割取れました。本当は8割くらいとりたかったんですが先生が(現時点では)6割... [続きを読む]

受信: 2005.10.02 05:13

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