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2005.09.13

自民は“微風”止まりの新潟県と、惜しかった北信越

総選挙。全国に吹き荒れた小泉の風。
風は津軽海峡を越えなかったとの記事を読んだが、同じく、風は「国境の長いトンネルを越え」なかった~ 三国山脈、谷川岳をさすがのコイズミくんも超えられなかったか~

9/11の開票日当日にも書いたが、新潟の6つの小選挙区は、全て前職が勝った。自民党が歴史的惨敗を喫した前回と変わらず、自民2、民主+田中真紀子4だった。他県で吹いた風に助けられ、落選した自民候補が2人、比例で復活当選したが、自民現職が勝った第2区でも民主の全く無名の28才の新人に詰め寄られ、その28才も比例で復活当選するおまけ付き・・・

全国的には、自公対非自公、ほぼ5:5の票にもかかわらず、民意をゆがめる小選挙区制のマジックにより、7:3近い議席差になったわけであるが、だいぶ当県は様相が違ったわけだ。

新潟日報によると、選挙終盤、自民党本部は「新潟と北海道、岩手の3道県だけは旋風が吹いていない」と、全国の流れから乖離していると判断。ついに、小泉首相の新潟入りは実現しなかったという経緯があったとのこと。
比例代表80削減をマニフェストのトップに掲げ、消費税増税や所得税増税でも多少の手法の違いはあれ自民と基本的違いの見えない民主党を評価するわけではないのだが、“新潟では自民が負けた”という意味が大きい。


話は変わるが、新潟県だけの問題ではないのだが、比例代表北信越ブロックは実に惜しかった。

結果は定数11の内、自民5、民主4、公明1、国民新党1という結果であったが、共産、社民両党が非常に惜しいところまでいった。
最下位の国民新党と次点の共産党の差は、はわずか7,095票。あと7,096票あれば、共産党が当選、全国で10議席を獲得し、院内交渉団体の資格を回復できたわけだ。29万票の内の7千票、ちょっともったいない。社民党もあと27,491票あれば国民新党を上回り当選できた。欲を張れば、共産党があと40,066票取り、同時に社民党が27,491票取っていれば、自民党と国民新党の代わりに当選できた計算だ。こうなっていれば、両党は少数とはいえ、今回の国会情勢の中で、どれほど大きな仕事が出来たかと思うと残念。

まあ、私が何をしたわけではないし、1票差でも負けは負け。机上の計算であり、こんな事を今更、評論家のように言ってもしょうもない事なのだが、今回の小泉マジックとマスコミの洪水のような小泉報道の中においても、北陸信越と新潟県が、必ずしも小泉旋風一色ではなかったという事に注目したい。(新潟にも電波は来ています・・・)
これが、今回は小泉の風が吹いた他の都道府県も含めて、次回へ向けた大いなる可能性を示すものであるとともに、今後の小泉の暴走を押しとどめる潜在的な力となると思いたい。

演出された小泉大旋風にもかかわらず、全国的にも半数近い有権者が、小泉・自公に票を投じなかったということもあるし。

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