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2005.08.08

解散総選挙で人心一新を!

郵政法案の参議院否決の公算が強まっているとの事。
小泉首相は、参議院で否決されたら、衆議院を解散すると公言。誰がなんと言っても聞かないとの事だ。
この論法自体は、法案の内容の是非は別にして、「賛成しろ。しなかったらたたくぞ!」と言っているのと同じ、無茶苦茶なものだ。議論し、その結果としてのお互いの意思に基づく多数決といった民主主義の原則からもかけ離れており、議会制民主主義を否定するものではないかとさえ思います。
ある種、暴力的なものさえ感じます。
7条解散自体が、憲法の趣旨に反していると私は思います。先ごろドイツではわざと内閣信任案を否決してもらって解散しました。ドイツでは内閣に解散権はないとの事。日本でも、憲法制定直後はそうした論争があったとの事です。(現在は7条解散合憲との解釈が定着していますが・・・)

私は以前、小泉は、戦前の帝国憲法時代を含めて、日本憲政史上最低最悪の総理大臣だと書いたことがあります。
今回のドタバタを見ていて、ますますその思いを強くしています。戦前、戦争を始めた人たちとは質的に違いますが・・・
「サイテー」という言葉がぴったりです。

今朝もニュースを通勤途中で、小泉首相が昨日、どこかの集会で話しているシーンのニュースを聞きました。「17人衆と聞いて、18人が気になるんだよ~」などと、おちゃらけて、笑いをとっていました。
いったいどういう神経の人物なのかと、あきれてものも言えません。

この際、解散総選挙で、小泉退陣、人心一新を望みます。

なお、私は、特殊法人を、納税者であり主権者である国民の為になる方向で改革することや、高級官僚や特殊法人高級幹部の特権にメスを入れることには大賛成です。
しかし、郵政の民営化は、そうしたホントの意味での改革を支持する世論を利用して、大銀行などの国内金融大資本や、アメリカの大企業のために、国民の共有財産であるはずの郵便貯金や簡易保険を解体する道であると考え基本的に反対です。20年も前の話ですが、仕事柄目にした全国銀行協会の主張は、郵便貯金に対して、常に「民業圧迫」との批判を浴びせ、その縮小を求めていました。小泉氏が郵政改革に拘るのは、彼の特異性もあるでしょうが、そうした経済的支持基盤の背景もあるのではないかなと推測したくなります(彼が都市部の神奈川選出というだけで、大銀行との結びつきは私にはわかりませんが・・・)
第二の財政などと言われ、無駄な公共事業に湯水のように大金を投じた“財政投融資”の仕組みは変えていくべきとは思いますが、それは、”民営化”ではなく、国民のチェックが効く形での公営企業の形態で行うのが良いと考えています。私の故郷も田舎ですが、郵便や金融弱者に対する全国一律の金融サービス維持という観点からも、それは必要です。それは公共的な仕事であると思います。
行き過ぎた“民営化万能論”の行く先は、南米やニュージーランドなどが破綻を経験済みではないでしょうか。
アメリカ的な勝手放題の資本主義ではなく、西欧的な社会的コントロールを維持した資本主義で行くべきです。


PS.(PM1:00記)
昼休みにテレビを見ていたが、内閣のちょうちん持ちというか、政府のスポークスマンのようなコメンテーターばかりが目につきます。
名前をあげて恐縮ですが、テレビ朝日、ワイド!スクランブルに出ていた毎日新聞特別編集委員の岸井 成格(きしい・しげただ)氏。彼は、郵政民営化反対派の自民党小林 興起衆議院議員の「解散は脅しであり、出来ない」との発言に対してエラそうに反論していた。
同じく昨日のテレビ朝日 サンデープロジェクトでは、コメンテーターの草野厚(くさのあつし)慶応義塾大学総合政策学部教授が、亀井静香衆議院議員に対して・・・
テレビや新聞といったマスコミ界は、アメリカ流の規制緩和・民営化万能論にすっかり席巻されているように思います。
自民党のちょうちん持ちですらない。アメリカの手先ではないかとさえ思えてきます。

郵政民営化など必ずしも国民の多数の支持を得ているわけではない。
しかし、マスコミでは民営化が当然の前提のように講釈する“有識者”ばかり出演している感があります。
それらに批判的な有識者も日本国内にはたくさんいるはずですが、テレビを見ている限り、なかなかお目にかかれません。
世論誘導という事態が、悪い意味で肥大化しているのではないでしょうか。
マスコミを使って、私たちの頭の中まで形成され作り変えられているのでしょうか・・・

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コメント

せいさく0319と申します。
掲載されている日記を興味深く拝見させていただきました。事後の御連絡となりましたが、当方の記事にリンクをはらせていただき、日記を紹介させていただきました。

リンクをはらせていただいた件について、何か差しさわりがございましたら、その旨、御連絡ください。何分、ブログ初心者なもので、ご容赦ください。

また、よろしければ、今後とも、そちらのサイトを拝見させていただくつもりです。よろしくお願いいたします。

せいさく0319  

投稿: せいさく0319  | 2005.08.08 13:49

せいさく0319さんはじめまして。
私の拙い記事をご紹介いただきありがとうございます。こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: oruto | 2005.08.09 23:01

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