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2005.06.23

◆“不戦の誓い”をするところなのか?

小泉サンの靖国参拝問題が連日ニュースを騒がしています。
正直、ハー (ーー;) という感じでいつもニュースを聞いていますが、この問題に関連してちょっとおもしろいニュースを目にしましたので書いておきます。

自民党の野田毅元自治相(元保守党党首)が、先日のラジオ番組で小泉サンの靖国神社参拝問題に触れてこんな発言をしたとのこと。

「靖国神社は"不戦の誓い”をするところではない。小泉首相が再び戦争をしないため靖国参拝をしているという理屈は通らない」と批判したとのこと。続けて、

「靖国神社は国の命令で戦い戦死した人をたたえ、神様にし、次に(戦争が)あったときにはまた頑張れと、まつっている神社だ。戦災犠牲者や原爆犠牲者はまつられていない」と指摘したとのこと。

まさに同感。
野田氏自体は、自民党→新政党・新進党→自由党→保守党→自民党 と渡り鳥のように歩いた人で(保守党党首の時に党から早々に逃げ出して自民に復党したりして・・・)、ちょっとどうかなと思っていた人だが、この発言には納得。
どういう風の吹き回しだろう。

しかし、日本国内の雰囲気もだが、中国、韓国含め、東アジアは、全体としてなんかいい方向に向かっていない気がして仕方がない。
お互いに理性をもって、大人の地域国際関係を構築していくことはできないもんだろうか?

先の大戦での日本軍国主義の起こした戦争を正しかったなどと主張する考え方を、日本国民が理性的に克服することを出発点として、お互いに偏狭なナショナリズムのぶつかり合いをするのではなく、平和・友好的な地域国際関係をつくっていきたいものだ。お互いに大人にならなくてはと思うが、まずは自分が大人になることかなと思ったりする。


以上は私の基本的な考えだが、何でもかんでも相手の言うことを聞けばいいというのではない。
たとえば

◆竹島問題は、もう少し江戸時代頃からを含めて歴史的経緯を研究する余地はあるが、韓国の一方的主張には同意できない。一方的な占拠と国際司法裁判所への提起も拒否しつつ既成事実を積み重ねようとするやり方にも。(江戸時代からの過去の歴史をみると日本側の領有権主張に根拠があると、現時点では私は考えている。まあ江戸時代は、日本、朝鮮両国とも「領有権」という概念自体無かったのではないかと思うのだが・・・)

◆尖閣諸島をめぐる中国、台湾の領有権の主張は全く同意できない。1960年代の彼の国作成の地図でも日本領と明示していたらしいではないか。その後、近海で海底資源の存在が言われ始めた頃からにわかに領有権主張を始めた印象がある。

◆東シナ海大陸棚の排他的経済水域をめぐり、沖縄トラフまで中国のものだとするのいわゆる大陸棚の「自然延長論」には全く同意できない。海底の大地(大陸棚)を造ったのは人間の力ではない。人間の歴史ではなく、地球の歴史・自然の歴史のスケールで形成されたものだ。いまこの瞬間、たまたまそこに住んでいる人間同士が、お互いに平等、相互尊重で境界を定めるとしたら、海岸線からの「中間線」とするのが、最も妥当ではないかと思う。「自然延長論」などが絶対であったら、欧州の北海においては、ノルウェーなどは全く海域がなくなってまう。

◆沖ノ鳥島を“岩”だと主張する中国の主張にも、全く同意できない。南シナ海の南沙諸島において中国は、マレーシア、ベトナム、インドネシアなどと「島」を奪い合っているが、まさに自らが確保する“岩状”の「島」の上に、施設を建設して領有権を主張しているではないか。その理由は、そのほとんどが大陸棚である南シナ海を経済水域として確保するためではないか。地理的にははるかにインドネシアやマレーシアに近いにもかかわらず。また、「自然延長論」に従えば、完全に東南アジア諸国の領域であるにもかかわらず。
場所場所で、自分の都合に合わせて主張の根拠を変えてはいけない。国際関係には一貫性が必要だと思う。

いずれにせよ、お互いに主張すべきことは主張しなくてはならないと思う。しかし、その際、お互いを尊重しあいながら互恵の精神で相対する事が必要ではないだろうか。エゴのぶつけ合いではなく、同じ「宇宙船地球号」に乗り合わせた隣人として、仲間として。
そんな世界は実現しないのだろうか。


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コメント

罵愚氏の言い分は右派イデオーログのコピーで別に目新しい論理はありません。しかも,それは歴史学的には市民権さえ得られていない論理ではないでしょうか。小堀氏などはマスコミにはでていても「学問」的には全く評価されていないのが現実ですよ。
 第二次世界大戦後半の世界情勢認識じたいおかしくありませんか。国民党政府に対してナチスドイツは軍事援助してましたし,そんな単純な構図ではないはずです。
 個別に実証していけば,ボロのでる歴史認識はまともな歴史認識とはいえません。
 わたしの勤務している医療機関は奥羽越列藩同盟の軍事総裁を務めた仙台藩士の一族が創設したものです。この総裁を務めた人を含め,列藩同盟の東軍,榎本などの蝦夷共和国兵士,西南戦争の薩摩軍兵士,「竹橋事件」の近衛兵の大規模反乱兵士・・これらは靖国とは全く無縁です。明治中期にでた勅令まで,墓さえ堂々とつくれなかったのです。
 上野にたてこもった彰義隊の生き残りなどは,靖国などに参拝もしなかったときいています。
 天満宮など敗者もともに鎮魂するのが神道の伝統なのに,靖国はそうではないでしょう?
 まして東アジアがEUなみに経済,政治と関係は年をおって深くなっていくのは容易に予測されるのに,「ネオナチ」ばりの主張に固執していいのでしょうか。
 現天皇の言動が,現内閣の閣僚より,人間としてまともに感じられるのは,わたしだけでないはずです。

投稿: ダメ連 | 2005.06.29 00:25

罵愚さん、ダメ連さんはじめまして。
トラックバック、コメントありがとうございます。
それぞれ違った角度からの貴重なご意見、参考にさせていただきました。これからもよろしくお願いします。

投稿: ORUTO | 2005.06.29 20:49

罵愚さんはトラックバックでえらそうに書いてますが
本読んでないのは罵愚さんも同じです。
えらそうに他人を批評するトラックバックは
墓穴を掘りますよ。

投稿: 罵愚を知るもの | 2005.08.10 13:53

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